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ねーねさんとエレカシとの出会いをたどる

(05/7/26回答)

――今日は一問一答形式で、エレカシファンになったきっかけを根掘り葉掘り探っていこうという企画です。どうぞよろしくおねがいします。では、最初の質問はお約束ということで、お名前を教えて下さい。もちろんハンドルネームで結構です。

「名前ですね。「ねーね」でお願いします。「デーデ」と韻を踏んでいますね」

――最近は、やれセクハラだ個人情報保護だとうるさいので、住所、年齢、職業、性別等はあえてお伺いしません。と一応、網を張ってみます(笑)

「神奈川県在住。40代、未婚、負け犬どころか狂犬ですわ、オホホ」

――さっそくエレカシとの関わりを探っていこうと思うんですが、そもそもエレファントカシマシっていうバンドを初めて知ったのは、いつ、どういう形でだったんですか?

「例のドラマです(編集注:1997年フジテレビ系ドラマ「月の輝く夜だから」。主題歌「今宵の月のように」)。岸谷五郎さんでなかったら見ていなかったかもしれません」

――当時の印象って覚えてます?

「すごくいい曲だなあ、と。誰?・・変な名前の新人バンド!?だこと」

――なるほど。で、その時は何かしました?

「久しぶりにリアルタイムでCD買いに走りました」

――それでは、初めてリアルタイムで買ったアルバムって何ですか?

「『明日に向かって走れ』です。シングルを買って「今宵の・・」ももちろんですがC/Wの「赤い薔薇」をヒジョーに気に入りまして、たぶんこのバンド好みかもと・・」

――そのアルバムが出た頃がエレカシファンとしての始まりと思っていいんですかね?

「そうですねー。・・・今となってはもったいない限りですね」

――そのアルバムが、アルバムとして初めて聴いたエレカシだったんですか?それともそれより前に何か昔のアルバムを聴きました?

「はい、初アルバムです」

――その初めて体験したエレカシのアルバムはどうでした?通して聴いた時の感想、覚えてます?

「もう、とにかく聴きまくったのを覚えています。歌詞カードは手垢にまみれ、職場の若い兄ちゃんにも無理やり聴かせ、(でも、彼も「これ、むちゃくちゃいいっすねえ。」と言ってました。)ものすごーく久しぶりにROジャパンなど買ったりしました」

――シングルの場合は買わない人もいると思うんで、エレカシファン歴の参考にはならないかもしれませんが、せっかくなのでお聞きします。初めてリアルタイムで買ったシングルって何ですか?

「前述どおり「今宵の・・・」です」

――それでは、いよいよ核心に迫る質問なんですが、エレカシファンとして今に至るスタート地点ってどこだったんですか?エレカシのことが最初に気になりだしたきっかけを教えて下さい。

「長い話になりますが・・お付き合いください。ジャパンを読んだりしているうちにどうも新人ではないようだ・・と気が付きまして。同時に私よりもずーっとエレカシに関して詳しいM・Yさんという女性が新しく職場にきまして、忘れもしません、女子ロッカー室で彼女が『ココロに花を』を持っていまして、「それ、エレカシだよね?好きなの?」「もーーだいすきなんですよー」と大騒ぎになって。で、いいタイミングというか商魂たくましいエピックというかベスト盤(エピック時代の)がでたので「これは、さかのぼって聴いてみよう」と。(結局、ベストのあとにさかのぼりついでに全アルバム買っちゃいました。)」

――さっきの質問とセットなんですが、そのスタート地点を経て、自分の中でエレカシファンになった決定的な出来事というか「この瞬間にこのバンドにハマったんです!」みたいな分岐点ってありました?

「まさに前の質問とリンクしますが、ベスト盤を順々に聴いていったらもう、愉快、痛快「これだよ、これ!私がずーっとさがしていた音楽はこれだー!」と盛り上がってしまいました。そして問題の「奴隷天国」へといくわけです」

――今までエレファントカシマシを聴いてきた中で、一番衝撃的だった曲って何ですか?

「というわけで「奴隷天国」です。もう途中から心臓はバコバコしてくるし、口の中はカラカラになるしで気持ち悪くなりました。でもこれ、嫌悪感ではなくてあまりに強烈なものに侵食されたことによるショック状態みたいな・・そんな感じでした」

――初めて行ったエレカシライブはいつでした?生で体験したエレファントカシマシはどうでしたか?

「野音だったか武道館だったか・・初ライブはもう完全なミーハー状態でオペラグラスで4人の顔を見てはうっとり?したり遠慮がちに「ひろじー」なんて言ってみたり。でも、CDより絶対!ナマがいい!!と思いました」

――エレカシ熱が下がった時期ってありますか?エレカシ熱が再び上昇したきっかけがなどあればそれも教えて下さい。

「下がったのとは少し違いますが、宮本さんがポルシェだかなんだか?に乗っていた頃、「なんか無理してないかなあ・・」と。すごく俗っぽい事しているように感じました。・・やはり徒歩でしょう!?」

――なかなか難しい質問かもしれませんが、お約束なので。好きなアルバムをエピック時代からと、それ以降から1枚ずつ選んでもらえますか?

「これはですねー・・・あえて2枚挙げます。『奴隷天国』と『東京の空』です。私にはこの2枚は前編・後編に聴こえてならないんです。「絶望」と「再生」みたいな。エピック以降からはやはり『明日に・・』ですね。きっかけはーー・・ですから」

――もっと難しい質問かもしれませんが、好きな曲をいくつか教えて下さい。これはどうぞ気が済むまで挙げて下さい(笑)

「へへへー、いいんですかあ?うーん、でも実際キリがないからなあ・・^^;ただ、『生活』とか正直CDで聞いたときは「うわー・・・」と思ったのにライブで聴いた「偶成」には涙がこぼれそうになりました」

――ところで、エレファントカシマシを好きになる以前にハマったバンドや歌手っていました?

「洋楽を中心にランダムに聴いていましたが、ハマることはなかったです」

――なにぶん不慣れなもので、質問の仕方がまずくて掘り下げが浅かったり、つじつまがあわなかったりした部分もあったと思うんですが、何か補足することはありますか?

「エレカシより売れてるバンド、うまいバンドは多々あると思いますが、こんなにかっこよくて、楽しくて、あきれて、ヘンなバンドは他にはいないでしょうし、この先出てくるとも思えません。唯一無二です。そんな彼らにハマった自分もナカナカ・・では?と思います」

――最後にひとこと。エレカシの歌詞でお気に入りのフレーズをひとつ。

「『ドブの夕日を見るために』・・最高です、ホント」(「偶成」)

――これからもお互いディープなファンを目指してがんばっていきましょう(笑)。今日はありがとうございました。

「お邪魔しましたー。どーーんと行きましょう!」


ドラマがきっかけでベストを買ってという、ある種王道コースですが、その後もファンとして今に至る人って意外と少ない気がします。「そんな彼らにハマった自分もナカナカ・・では?と思います」というのは名言ですね。ねーねさん、ありがとうございました!


エレファントカシマシ入門サイト good morning (http://elebox.moo21.com)