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サクさんとエレカシとの出会いをたどる

(05/6/4回答)

――今日は一問一答形式で、エレカシファンになったきっかけを根掘り葉掘り探っていこうという企画です。どうぞよろしくおねがいします。では、最初の質問はお約束ということでお名前を教えて下さい。もちろんハンドルネームで結構です。

「ええと、最近は「サク」と名乗っております」

――最近は、やれセクハラだ個人情報保護だとうるさいので、住所、年齢、職業、性別等はあえてお伺いしません。と一応、網を張ってみます(笑)

「『男』でございます。最近は何故か東京に住んでまして、大学に通っております。この、大学に通う、というのもエレカシがきっかけというバカモノ青年です。年齢を書くと5年後とか見たときに恥ずかしいので、1982年生まれです」

――さっそくエレカシとの関わりを探っていこうと思うんですが、そもそもエレファントカシマシっていうバンドを初めて知ったのは、いつ、どういう形でだったんですか?

「CMか何かで「風に吹かれて」を聞いたのが初めてだったと思います」

――当時の印象って覚えてます?

「さわやかな曲を歌うバンドだなあ、と。今となっては恥ずかしい限りですが(笑)」

――なるほど。で、その時は何かしました?

「いや、CDも何も買ってないです」

――それでは、初めてリアルタイムで買ったアルバムって何ですか?

「それがですね、リアルタイムで買ったアルバムというのが一気に飛びまして『エレファントカシマシ SINGLES1988-2001』です。これは発売当日に買いました」

――そのアルバムが出た頃がエレカシファンとしての始まりと思っていいんですかね?

「そですね、これから一気に恋愛のようにハマって行きまして今日に至るわけです(笑)」

――そのアルバムが、アルバムとして初めて聴いたエレカシだったんですか?それともそれより前に何か昔のアルバムを聴きました?

「アルバムとして聞いたのは『SINGLES』が初めてでしたね、これをアルバムと言っていいか?というのはありますが、まあ作品集としてですね」

――その初めて体験したエレカシのアルバムはどうでした?通して聴いた時の感想、覚えてます?

「もう衝撃でした、一発目の「デーデ」「ふわふわ」・・・ポニーキャニオン時代しか知らない僕にとっては怒髪天を突く、みたいな。ただこのインパクトというのが非常になんというか、この人生観というかね、あれなんですよもう・・・(以下、インチキ宮本が入ってきたので略)」

――シングルの場合は買わない人もいると思うんで、エレカシファン歴の参考にはならないかもしれませんが、せっかくなのでお聞きします。初めてリアルタイムで買ったシングルって何ですか?

「レアだと思いますが「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」です」

――それでは、いよいよ核心に迫る質問なんですが、エレカシファンとして今に至るスタート地点ってどこだったんですか?エレカシのことが最初に気になりだしたきっかけを教えて下さい。

「うーん、まず想像していたのとは全く違うありえないサウンドありあない歌詞、ありえないボーカルが三位一体となって僕に迫ってきたというか、とにかく僕の音楽への既成概念をブチ壊してくれました」

――さっきの質問とセットなんですが、そのスタート地点を経て自分の中でエレカシファンになった決定的な出来事というか「この瞬間にこのバンドにハマったんです!」みたいな分岐点ってありました?

「『ライフ』の後、一体エレカシはどうなるんだろう?みたいな事を考えてましてそれで出たのが『DEAD OR ALIVE』。「あ、宮本浩次は本当の男だ!」という確信を持ちました。「もう一度4人でやっていく!」という覚悟。危機感と希望が詰まった歌詞。これでヤラれました」

――今までエレファントカシマシを聴いてきた中で、一番衝撃的だった曲って何ですか?

「「珍奇男」ですかね。うわ、こうやって自分を表現しちゃうのか!という衝撃でした」

――初めて行ったエレカシライブはいつでした?生で体験したエレファントカシマシはどうでしたか?

「2002/09/28の野音ですね、PAOに入会してファンクラブ先行予約なのにCブロックの後ろから二列目、というのが泣けました。初めてのエレカシ、音が爆音なのと聞いてたより暴れない、というのが印象的でした。最初で最後(恐らく)の出待ちもしました。石君の車の助手席に宮本が居ました(免停中とMCで言ってましたね)」

――エレカシ熱が下がった時期ってありますか?エレカシ熱が再び上昇したきっかけがなどあればそれも教えて下さい。

「ないですねえ、一途な男ですから(笑)」

――なかなか難しい質問かもしれませんが、お約束なので。好きなアルバムをエピック時代からと、それ以降から1枚ずつ選んでもらえますか?

「エピック時代なら、うーん、『浮世の夢』、それ以降なら『俺の道』ですかね。絞るのは難しいっす」

――もっと難しい質問かもしれませんが、好きな曲をいくつか教えて下さい。これはどうぞ気が済むまで挙げて下さい(笑)

「好きな曲をあげると三桁いってしまうので(笑)「上野の山」「珍奇男」「ひまつぶし人生」「おれのともだち」「星の降るような夜に」「風に吹かれて」「東京ジェラシィ」『DEAD OR ALIVE』全曲「心の生贄」「化ケモノ青年」「友達がいるのさ」ぐらいに抑えておきます」

――ところで、エレファントカシマシを好きになる以前にハマったバンドや歌手っていました?

「Mr.Childrenや奥田民生が好きでした、今でもたまに浮気してますが(笑)」

――なにぶん不慣れなもので、質問の仕方がまずくて掘り下げが浅かったりつじつまがあわなかったりした部分もあったと思うんですが何か補足することはありますか?

「エレカシが大好きなのはもちろんですが、エレカシファンも大好きです。ライブの後にバカ話をしたりとか、チケットを譲っていただいたりとか人生相談に乗ってもらったりとか(笑)エレカシファンの方には人格者というか、人間的に深い方が多いと思います。まささんにもいつもお世話になってます」

――最後にひとこと。エレカシの歌詞でお気に入りのフレーズをひとつ。

「「花男」より、『どうせやるならドンとやれ!』」

――これからもお互いディープなファンを目指してがんばっていきましょう(笑)。今日はありがとうございました。

「こちらこそありがとうございました。これからも頑張って下さい(いきましょう?)」


「恋愛のように」と表現されていましたが、男が男に惚れるといった感じなのでしょうね。いつもエレカシを深い部分で受け止めているサクさんのような人がいる限り、日本はまだまだ大丈夫だと思えるのです。サクさん、ありがとうございました!


エレファントカシマシ入門サイト good morning (http://elebox.moo21.com)