DJ=マーキー/ゲスト=エレファントカシマシ 宮本浩次
(1999年3月22日放送) ※ 「ビッグステップ」での公開生放送
――ところで2日目のランチタイムとかっていう話を、よく今してるんですけども、昼ご飯とかっていうのは、どう?色々行く?
「これはね、そうですね。もちろん行きます」
――昼ご飯は食べる
「食べに行くし、またその非常に前日のね、あのー僕はほら、4人前の中華作っちゃうから」
――何、自分で?
「そう。4人分の晩飯を作っちゃいますからね、前日に。そうすると大体、昼ご飯に残ってますから。だからもちろんランチ食べに行くけれども。散歩がてらね」
――3人前残ってるやん
「3人前残ってる。そうすると大体、昼、夜と、要するに2日間に渡って自分で作った飯、ずっとおんなじ飯食ってる。いや、食ってるって言うのはいけないですよ、食べてるんですから」
――(笑)なんで4人前も作るのよ?
「いやーその要するにあの、本に書いてあるね、僕は本見たままそのままの料理を作るもんですから」
――はっはっは。材料も
「そう。そうすると大体、4人分の材料って書いてあるでしょ」
――(笑)
「そのまま僕作っちゃうから」
――4分の1にしたらエエやん!
「そうそう、こんな山盛りできちゃうんですよ」
――山盛りに
「そうするとランチの時間になる、『ま、いいや家で食べちゃうからいいかな』と。そういう時もあります」
――ほー。結構家で食べると
「そうです」
――作って食べるっていうパターンが多いと
「そうです。何もない時は」
――これは一番いいかもしれませんね。ということはもう『絶対にここに行くぞ』とか、『ここのソバは』『ここの何かは絶対俺は薦める』っていうような店っていうのは・・・
「大阪ですか?」
――大阪。もちろん大阪であったほうが嬉しいな。大阪でここ行くぞっていう
「んーーとね、阪急コショの街だけですからね、僕が行くの」
――阪急コシュ?
「こしょ。古書。あのね、古本屋さんなんですけど。ま、いいですけどそんなことは」
――昼飯食べられへんやん!古本屋さんで
「そうですね(笑) ごめんなさい。怒られちゃいますからね(笑)」
――昼飯を食べた経験っていうのは、じゃあ大阪ではないかもしれんな
「あ、それはねぇ。これ要するにハンバーガー屋とかね」
――ハンバーガー・・・またどこでもあるもんやな、これ
「要するにそのハンバーガーがね、あのー食べますね」
――ハンバーガー
「はい。非常に簡便でね。やっぱそのーいいもんですよ、ハンバーガーってのはね。どうしても夜になるとみんなで酒飲んだりとか、打ち上げでね。例えばコンサートの後だと色んな関係者の人とかと集まったり、それはそれで非常に盛大なんだけども、非常に昼間の・・・僕の言ってること聞えますか!」
――聞えてます。聞えてます
「まいいですけど。非常に簡便でね、ハンバーガーもいいですよね、皆さん。安いし今」
――ハンバーガーをスッと一人で、スッと行ってスッと食べる、このフットワークがええ、みたいな。そういうとこもあるんですね
「まさにそうです・・・よくわかんないけど(笑) はい」
――ということでですね、どこそこのハンバーグということはないが、昼飯にはハンバーグが素軽いぞ、と
「そうですね」
――ということを宮本君としては、ランチにお勧め
「そう・・・ランチって(笑)」
――さらに4人前の料理を自分で作って4日間おんなしものを食べろと
「んんぶぶぶ(吹き出すのをこらえてる) まあね、そういう事になりますよね、僕の今の総合するとね」
――皆さんもこの情報をしっかり頭に入れてですね
「(吹き出しそうになるのを、こらえてる)」
――色々と自分のランチタイムの参考にしていただきたいな、と思います
――どうですか。ショッピングとかしますか?
「もちろん。もちろんこれはねぇ」
――何か買う?
「非常にいろんな部分で物買うっていうのはね、まず散歩があるでしょ」
――うん。散歩。基本的には散歩好きやもんな
「それから物を買うことによってね、ストレスが発散され・・・ま、ストレス発散するために買い物するわけじゃないですけど、そういう部分もあるじゃないですか。散歩から、その街の空気を感じる。肌でね」
――ふんふん
「だから、しますね」
――それもまあ宮本君としたら、ショッピングのひとつやと
「そうです」
――空気を感じるという。お金だけのショッピングというのもショッピングやけど・・・それすごいわ
「だから全部です。全部こう・・・」
――ナイス!
「(びくっ)・・・怒られるのかと思いました。今急にね」
――ナイス。俺もう、ものすごい・・・
「ま、だけどね非常に家ん中でね、中国語会話をやってることもありますよ。だから昨日なんか僕、休みだったんですけどね」
――ちょっと待て
「1日中ね、朝から晩までビデオ見てたり」
――宮本君
「はい」
――ショッピングの話や。ショッピングの話や。中国語の話ちゃう
「ていうのはね、僕は非常に物買うっていうのに本当に情熱を燃やして買いますからね。大変ですよ」
――なるほどな。ものすごいんちゃうの。買う時に、やりとりが。『本当にこれは俺が欲しいものかどうか』確かめるために、ものすごい努力しそうやね
「お店のかたがね、こっちはテンションが高くて向こうのかたもテンション高いといいんですよ。僕がこうやって『お願いします!このお茶のアレは・・・』みたいなこと聞くでしょ?そうすると、もう面倒くさい人いるじゃないですか。『うるせーな、もう』みたいな感じでね。あっちいけ、みたいなね」
――「そこはそうゆう風になってますから。見て書いてあるでしょ」みたいな
「そうなんです。そうすると非常に悲しい気持ちになったりとかする。だからそういったこう、お店の人とのやりとりのコミュニケーションなんかでもね、非常にそういう傷ついたり『あ、じゃあ僕は次は、もうちょっと普通に言えばいいんだな』とかそういった部分を勉強できてくるんですよ」
――ものすごく、めちゃむちゃ気使うてるお客さんやな、これ
「だからそういったいろんな部分でね、ショッピング、楽しいです。今の話で楽しいかどうかって・・・だけど僕は好きですね非常に、はい」
――じゃあお茶なんか、愛想が悪かったら買わない場合もあんねんな。宮本君の場合は
「ところが僕、気が弱いからね、『なんだコノヤロー、チキショーばかやろー。買います』みたいなね」
――買うんかい!
「最終的に買っちゃうんですよ。すみません」
――買うんかい!買うなよ、そういう時は
「・・・なんだよなー」
――買ってしまうんですよねー。でもドキドキしながらも、イヤやなと思いながらでも、せっかく来たから買おうという、そのへんがまた気の優しいところですけども。ということは、まあ休みの日は散歩行ったり、お茶を買いに行ったりとか、お茶を買う時もそういうやりとりで買う。で風を感じて、もうこれはショッピングのひとつだというのは、今日はもう名言やな、これは。これは宮本名言の中のひとつに入れるよ
「ありがとうございます(笑)はい」
――もう200ぐらいたまっとるからね
――宮本君
「え」
――「真夜中のヒーロー」はさっき聴いた
「・・・・・・」
――さっき聴いたからな・・・うしろ何かあるで
「へっ?!」
――何やのん
(宮本、スタジオのうしろに置いてあるギターを発見)
「(慌てて)いやいや」
――何がやのん?
「これねぇ」
――うしろ何かあるでこれ。これ何やのん!(と言いつつギターを取りに行く)これ何?あ、これはギターだ!
(リスナーの歓声)
――こんなところにギターがある!
「やっぱあの皆さんね、僕は非常に基本的にはあんまりこの、カラオケ行かないですよ。そうすると僕はね、カラオケんとこに行っちゃうとね、要するにあのマイク離さないって言うかね、ギターを離さなくなっちゃうんですよ。こうやってあるとね(と、コードを鳴らす)」
(リスナーの歓声)
――あ、来ましたねぇ。やっぱ生音が出るとぐっと空気がね・・・
「悲しみの果て」のワンフレースを歌う
「ありがとうございました。ご静聴」
――イェーイ!いいですねー。一瞬ですけどもみんな・・・あの、後で帽子出しますからちゃんとお金入れといて下さいね。お願いしますよ。ちゅうわけで、ありがとうございましたねー。いやーもう、すぐにいきますねやっぱり。エレカシにボーンと
「好きなんですね、歌うたうの。これしょうがないですね皆さん。ごめんなさい。
イェーイ!」
――イェーイ!(笑)
「ほんとに皆さん楽しんでいただけましたか」
――いやいや、楽しんでおりますけども、もうちょっとブンブンとやって欲しいなという感じもありますけどね。今のじゃちょっとね、あまりにも、もの足らんなという気もしないでもないですが、これはですね、アーティストのやっぱり胸三寸というやつですからね。なんとも私できませんけども・・・ちょっとギター持ったらどうですか?
「これ、じ、時間的にはいいんですか?」
――時間全然いいですよ!時間全然いい。休みやん、もう。なー!休み休み!
「?(笑)」
――休み(笑) 休みだから、エエの
「マーキーさんもう目が恐いからね」
――何が
「もう本当にね」
――よう言うてるわ
「脅されてますよ、半分」
――いやいや、宮本君はね、本当に言ったらやってくれるわ。うれしいー!
「今宵の月のように」を冒頭からひとふし歌う
――イェーイ!宮本君。もうじき四月やで
・・・もうじき四月やで!
四月やでー!
宮本くーん!
・・・四月はもう来るなぁ
(リスナーから「四月の風〜」という声)
(コードを探る宮本)
――あーきたきたきたきた
「あんまりうまくないんだ、これ」
「四月の風」一番を歌う
「ごめんなさい。長々と」
――イェーイ!最高ー!