エレカシの曲にはいわゆる「リフ」といって、同じコード進行をぐるぐるとくり返す曲が多いです。だから最初に4つくらいのコードを覚えてしまえば、曲の半分くらいが弾けてしまう!「かけだす男」もコードが少なくて意外と簡単?と思ったけど、どうでしょう・・・
この曲は自分の頭の中で「スピードが速い曲」という先入観があるのか、頭の中での曲のテンポがあがってきて、改めてCDを聞き直した時に「あれ?こんな遅い曲だったっけ?」って思っちゃう。言ってる意味、わかりますか?(宮本風に)必要以上に慌てることはありません。とりあえず「感じるために」コードを追ってみましょう!(この曲は半音下げチューニングですよ。お忘れなく!)
| C - B - | Em - A7 - | C - B - | Em - E7 - |
(これをくり返す)
C |
B |
Em |
A7 |
---|---|---|---|
― 3 ― ― |
|― 人 ― ― |
|― ― ― ― |
|― ― ― ― |
今回のCは、3フレットから始まる押え方。宮本がCを押さえる時のポジションはこれです(ただし、中指、薬指、小指で押さえるんじゃなくって、薬指で3本の弦をいっぺんに押さえるやり方)。ソングブックに書いてあるB7はBに変えてます。だから、同じフォームでフレットを1個ずらすだけ! |
C |
B |
Em |
E7 |
---|---|---|---|
― 3 ― ― |
|― 人 ― ― |
|― ― ― ― |
|― ― ― ― |
Emを押さえてる時に、次のE7に備えて人差し指を準備しておくといいでしょう。E7は、ただのEにしても全然問題なし!それだったら Em → E は、人差し指を加えるだけ! ここを4回くり返して<Bパート>へ行きます。<Bパート>も、実は7(セブンス)を取れば、このパートに出てきたコードのくり返し。 |
| C7 - - - | B7 - - - | Em - - - | E7 - - - |
| C7 - - - | B7 - - - |
C7 |
B7 |
Em |
E7 |
---|---|---|---|
― 3 ― 薬 小 |
|― 人 ― 薬
小 |
|― ― ― ― |
|― ― ― ― |
ここから、コードチェンジの間隔が少し楽になります(ほっ)。ここもホントは全部、7(セブンス)を取っても大丈夫なんですが、僕のイメージの中でこの部分の7(セブンス)の音はすごい印象的なんで、ぜひこのフォームでチャレンジしてみて下さい。まず今まで3本の指で押さえてた部分を、薬指でいっぺんに押さえます。で小指でセブンスを押さえる。この音を出すために苦労して押さえてるんで、小指の弦は強めに弾いて下さい。絶対カッコイイから!(ちなみに、まさ嫁は薬指が反らないから辛そう。でもやっぱカッコイイから弾きたい!と健闘) |
| A7 - - - | - - - - | C - - - | - - - - |
| Em - - - | D - - - | C - - - | C - B - |
| A7 - - - | - - - - | C - - - | - - - - |
| A7 - - - | - - - - | C - - - | - - - - |
| Bsus4 - - - | B - - - | Bsus4 - - - | B - - - |
(くり返す)
A7 |
C |
|
|
---|---|---|---|
|― ― ― ― |
― 3 ― ― |
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さらにコードチェンジに余裕が。ここでちょっとテンポをもたれ気味に落とすと、エレカシっぽい(?!) |
Em |
D |
C |
B |
---|---|---|---|
|― ― ― ― |
|― 中 ― ― |
― 3 ― ― |
|― 人 ― ― |
この部分、ソングブックではアルペジオが入ってるけど、できなかったらなくても充分。ゆっくり目に「ジャラーン」とかき鳴らしてやれば雰囲気は出ます。 これで1番がおわり。このあとは、 |
Bsus4 |
B |
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---|---|---|---|
|― 人 ― ― ― |
|― 人 ― ― |
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最後の最後。Bsus4が難しかったら、ずっとBのままでもおかしくないです。フェードアウトして消えていくのは無理なので、適当なとこで「じゃかじゃかじゃか〜じゃん」。 |
初心者にもできそうな曲を選んでいくと、自ずとバラードばっかりになってしまう。でもそれじゃやっぱりちょっとつまらないかな?本物みたいなテンポではちょっと難しいかもしれませんが、雰囲気だけでも味わって下さい。
この曲の中での7(セブンス)のコードは別にあってもなくても大丈夫と言う事は、実際に弾いてみたらわかってもらえると思います。それに歌本に書いてあるコードは絶対正しいわけじゃないです。本によって全然違う時もあるし。だから完全コピーをするんじゃなければ、違和感なく鳴ってればそれがその人の正解なのです!