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ごづきさんとエレカシとの出会いをたどる

(07/1/9回答)

――今日は一問一答形式で、エレカシファンになったきっかけを根掘り葉掘り探っていこうという企画です。どうぞよろしくおねがいします。では、最初の質問はお約束ということで、お名前を教えて下さい。もちろんハンドルネームで結構です。

「ごづきです」

――最近は、やれセクハラだ個人情報保護だとうるさいので、住所、年齢、職業、性別等はあえてお伺いしません。と一応、網を張ってみます(笑)

「『扉の向こう』の中で、宮本さんが伝えたい対象を『同世代の男』とおっしゃってますが、半分だけ該当しています。静岡県の東寄り在住で、東京のライブは遠征ではなく地元扱いとしています」

――さっそくエレカシとの関わりを探っていこうと思うんですが、そもそもエレファントカシマシっていうバンドを初めて知ったのは、いつ、どういう形でだったんですか?

「「今宵の月のように」で初めて曲とバンド名が一致したんだったと思います。その頃の音楽シーンにひどく疎いんですよね。学生の頃は宝島とか読んでたんだけどな。エレカシデビュー時にはもう卒業してたか・・・」

――当時の印象って覚えてます?

「健康的でノスタルジック(笑)」

――なるほど。で、その時は何かしました?

「不健康で先鋭的なのが好みだったもので、興味の対象外でした。それがしばらく後『CDTV』のオープニングテーマだったのかな、「愛の夢をくれ」が流れてきまして。歌の力に惹き付けられて画面に注目して、あぁこれもエレカシなのかと。伸びやかな歌だけでなくこんなヒリヒリと張り詰めた表現の出来るシンガーなのだと認識を改めました。でViewsic(注:現MUSIC ON! TV)のビデオクリップ特集を録画して何度も見ましたねぇ。この番組がポニーキャニオン時代のPVのほとんどをオンエアしたもので十分満足しちゃってCDの購入には結びつきませんでした。」

――それでは、初めてリアルタイムで買ったアルバムって何ですか?

「リリースを待って買ったのは『life』です」

――そのアルバムが出た頃がエレカシファンとしての始まりと思っていいんですかね?

「ファンといえるのはそこからでしょう」

――そのアルバムが、アルバムとして初めて聴いたエレカシだったんですか?それともそれより前に何か昔のアルバムを聴きました?

「『SINGLES』も出たばっかりで。知ってる曲が全部入っててこの価格はお買い得だと、ライブの予習用に購入しました」

――その初めて体験したエレカシのアルバムはどうでした?通して聴いた時の感想、覚えてます?

「Disc1はなんじゃこらでしたね。最初2枚目ばかり聴いていました。初期の魅力に捕まるまでには若干の時間を要しました」

――シングルの場合は買わない人もいると思うんで、エレカシファン歴の参考にはならないかもしれませんが、せっかくなのでお聞きします。初めてリアルタイムで買ったシングルって何ですか?

「『ハロー人生!!』です。3枚同時リリースのうち1枚だけ買ってアルバムまでの期間を埋めました」

――それでは、いよいよ核心に迫る質問なんですが、エレカシファンとして今に至るスタート地点ってどこだったんですか?エレカシのことが最初に気になりだしたきっかけを教えて下さい。

「「愛の夢をくれ」以降、宮本さんのキャラに驚くも面白がり、「ガストロンジャー」も大体私、暑苦しいメッセージソングって苦手なんですけど、この曲は一方に冷静な内省があるし、とにかくシャウトがかっこいいじゃない、とずっと好感は維持しつつ数年が経過したある日、新聞の静岡地方面に三島でのライブの広告を見つけまして。近くに来るなら行こうじゃないかと。行くからにはもうちょっとこのバンドのことを知っておこう、というところにちょうどベスト盤も出た、Viewsicではエレカシ大フィーチャー、というタイミングで急速にエレカシを学習できたんですよ。あ、これは最近になってエレファントカシマシDBさんで知ったんですが、エレカシがブレイク後、静岡県でライブをしたのはこの1回だけのようなんですね。ライフツアーは現時点で最後のホールツアーですけど、これがもしライブハウスだったら当時の自分には敷居が高くて行ってないです。ファンになりたての頃は多くのご同輩と同様『なんでもっと早く知ろうとしなかったんだ!』と歯ぎしりする思いでしたが、今振り返るとよくぞあのチャンスを捕まえたと思いますね」

――さっきの質問とセットなんですが、そのスタート地点を経て、自分の中でエレカシファンになった決定的な出来事というか「この瞬間にこのバンドにハマったんです!」みたいな分岐点ってありました?

「いつというより気が付いたらドップリ。そうそう、ハマってく過程でファンサイトの影響って大きかったです。集まる方々の熱に煽られて(笑)。ライブレポなんか読むと自分も参戦せずにはいられない気分になるんですよね」

――今までエレファントカシマシを聴いてきた中で、一番衝撃的だった曲って何ですか?

「「曙光」かな」

――初めて行ったエレカシライブはいつでした?生で体験したエレファントカシマシはどうでしたか?

「三島のライブですが、ちょっと石君にアタる場面もあったようだけど、私のそれまでの常識を逸脱しない普通に楽しめたライブでした。妙なテンションや意味不明なMCといった、初心者が足を取られそうなハードルがなかったですね(笑)」

――エレカシ熱が下がった時期ってありますか?エレカシ熱が再び上昇したきっかけがなどあればそれも教えて下さい。

「下がりません」

――なかなか難しい質問かもしれませんが、お約束なので。好きなアルバムをエピック時代からと、それ以降から1枚ずつ選んでもらえますか?

「『II』と迷うんだけどハンドルネームで5好きを標榜している以上『5』。ファンに不人気な『愛と夢』も推したいけど、やっぱり『俺の道』は外せない」

――もっと難しい質問かもしれませんが、好きな曲をいくつか教えて下さい。これはどうぞ気が済むまで挙げて下さい(笑)

「キリがなくなっちゃうので、今日の気分は「真夏の革命」。“オレ40代〜”ってライブで聴きたいなぁ」

――ところで、エレファントカシマシを好きになる以前にハマったバンドや歌手っていました?

「直前は黒夢にハマってました。不健康でしょ。エレカシとは美意識が真逆なかんじですが今でも清春ソロ聴いてます」

――なにぶん不慣れなもので、質問の仕方がまずくて掘り下げが浅かったり、つじつまがあわなかったりした部分もあったと思うんですが、何か補足することはありますか?

「むしろ喋りすぎました。あのーいいですから、適当に編集してください」

――最後にひとこと。エレカシの歌詞でお気に入りのフレーズをひとつ。

「『ああ今日は暑い暑いと 何もせずにいた』 (「夕立をまってた」)」

――これからもお互いディープなファンを目指してがんばっていきましょう(笑)。今日はありがとうございました。

「ありがとうございました」


たった1回だけ行なわれた地元でのホールライブのチャンスを捕まえたところに、運命のようなものを感じますね。ハンドルネームの由来が「5好き」だったということは今回初めて知りました。ごづきさん、ありがとうございました!


エレファントカシマシ入門サイト good morning (http://elebox.moo21.com)