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いのくま3号さんとエレカシとの出会いをたどる

(05/6/18回答)

――今日は一問一答形式で、エレカシファンになったきっかけを根掘り葉掘り探っていこうという企画です。どうぞよろしくおねがいします。では、最初の質問はお約束ということで、お名前を教えて下さい。もちろんハンドルネームで結構です。

「いのくま3号といいます。よろしくお願いします」

――最近は、やれセクハラだ個人情報保護だとうるさいので、住所、年齢、職業、性別等はあえてお伺いしません。と一応、網を張ってみます(笑)

「ええと、主婦です。三十路こえてます。栄養士と教員免許もってますがペーパーです。女子です」

――さっそくエレカシとの関わりを探っていこうと思うんですが、そもそもエレファントカシマシっていうバンドを初めて知ったのは、いつ、どういう形でだったんですか?

「‘89に「Rockin’on Japan」を読んでいたら記事が載っていて「すごいバンドがデビューした」というようなことが書いてあったのでとても気になったのを覚えています」

――当時の印象って覚えてます?

「なんでしょうか。革命的なバンドなんだなあ、きっと自分が好きなタイプのバンドではないかなと思っていました」

――なるほど。で、その時は何かしました?

「CD屋さんとかのぞいたのですが、CDが売っていなくて。あれ?「Rockin’ on Japan」の世界だけでもりあがっているのかなあと思ったのです。まあ何もしていないってことですかねえ」

――それでは、初めてリアルタイムで買ったアルバムって何ですか?

「‘96年の『ココロに花を』です」

――そのアルバムが出た頃がエレカシファンとしての始まりと思っていいんですかね?

「そうだと思います。コンサートのアンケートにはいつも書いてたんですけど以前は気になっていただけでしたから」

――そのアルバムが、アルバムとして初めて聴いたエレカシだったんですか?それともそれより前に何か昔のアルバムを聴きました?

「いいえ。初めて聴いたのは『U』です」

――その初めて体験したエレカシのアルバムはどうでした?通して聴いた時の感想、覚えてます?

「ぴんとこなかったです。あれ?っておもって。そのままファンにはならずに時が過ぎました」

――シングルの場合は買わない人もいると思うんで、エレカシファン歴の参考にはならないかもしれませんが、せっかくなのでお聞きします。初めてリアルタイムで買ったシングルって何ですか?

「うーん。なんだろう。最初はシングル買わずにいたんですよね。「明日に向かって走れ」だと思います。「四月の風」と「孤独な旅人」は後になって買ったのです」

――それでは、いよいよ核心に迫る質問なんですが、エレカシファンとして今に至るスタート地点ってどこだったんですか?エレカシのことが最初に気になりだしたきっかけを教えて下さい。

「それは‘95年のRockin’ on Japanの記事がきっかけです。「エレカシが変わった。」って書いてあったのです。しかもフレンドリーな方向になっているとあったのです。それならライブに行きたいなあって思い出しました。でも当時の仕事は夜7時以前にほとんど終わらないし、疲れていたのでライブなんて行けなかったのです」

――さっきの質問とセットなんですが、そのスタート地点を経て、自分の中でエレカシファンになった決定的な出来事というか「この瞬間にこのバンドにハマったんです!」みたいな分岐点ってありました?

「実際にライブにいってきいたMCが変で驚きました。この人、変!!おもしろいなあ。デビュー当時、こわいこわいっていわれていたけどそんなことないなあって」

――今までエレファントカシマシを聴いてきた中で、一番衝撃的だった曲って何ですか?

「「珍奇男」です。何なんだー?とびっくりしました。このときに宮本さんって怖い人じゃない思いました」

――初めて行ったエレカシライブはいつでした?生で体験したエレファントカシマシはどうでしたか?

「‘96のスライダーズVSの神戸チキンジョージです。自分も緊張してみていたので印象が薄いです。そのイベントでは普通は対バンの人が先に演奏をするのにその日はエレカシが後に演奏したので緊張しているのかなと思ってみていました。(あくまでも私にはそう見えただけです)「孤独な旅人」と「悲しみの果て」がとっても心にしみました」

――エレカシ熱が下がった時期ってありますか?エレカシ熱が再び上昇したきっかけがなどあればそれも教えて下さい。

「『愛と夢』のころ下がっていましたね。このアルバム、歌詞は置いておいて、ステージで石くんやとみや成ちゃんがいなくなる曲があるのが気に入らなかったのと「真夏の星空は少しブルー」がツアーの最初のころあわなくて不愉快でした。そうはいうもののライブには行きました。アルバムはアルバムだ。ライブはいつもの通りに違いないという確信をもって。あがったのは99年。ライブで古いアルバムからの曲がたくさんメニューに入りましたよね。ほんと嬉しくてライブがとても楽しみだったし、楽しかったです。もう大喜びで帰宅したものです」

――なかなか難しい質問かもしれませんが、お約束なので。好きなアルバムをエピック時代からと、それ以降から1枚ずつ選んでもらえますか?

「難しいなあ。エピック時代はそれぞれのよさがありますよね。エピックは選べません。すみませんけど。それ以降は『ココロに花を』です。本当によく聴きました。それに歌いました。だからうちのはケースも歌詞カードもぼろぼろでしっかり図書館で使われているシートで補強してあります」

――もっと難しい質問かもしれませんが、好きな曲をいくつか教えて下さい。これはどうぞ気が済むまで挙げて下さい(笑)

「「珍奇男」「花男」「遁世」「始まりはいつも」「やさしさ」「過ぎ行く日々」「凡人」「男は行く」「寒き夜」「かけだす男」「悲しみの果て」「孤独な旅人」「お前の夢をみた(ふられた男)」「赤い薔薇」「極楽大将生活賛歌」「生命賛歌」・・・・・あくまで代表ってことで。もうほとんど好きです。嫌いな歌を見つけるほうが簡単です(笑)」

――ところで、エレファントカシマシを好きになる以前にハマったバンドや歌手っていました?

「えっとー、チェッカーズ(は、はずかしい)、ストリートスライダーズ、人間椅子、たま(めちゃくちゃなので笑ってやってください(汗))」

――なにぶん不慣れなもので、質問の仕方がまずくて掘り下げが浅かったり、つじつまがあわなかったりした部分もあったと思うんですが、何か補足することはありますか?

「私は「ガストロンジャー」ってもっと売れると思っていました。革命的すぎたのかなあ。売れたら売れたで文句言ってたかもしれないけど。(困ったファンですみません)」

――最後にひとこと。エレカシの歌詞でお気に入りのフレーズをひとつ。

「今、思いついたのですが『♪天気は上々 花見へとー♪』季節が違っていてすみませーん」(「上野の山」) ※編集注:実際の歌詞は天気は上々散歩にと

――これからもお互いディープなファンを目指してがんばっていきましょう(笑)。今日はありがとうございました。


デビュー当時から気になる存在だったものの、ファンになるまでには7年余りの歳月が必要だったんですね。エレカシとの縁を取り持ったのはいつも、ロッキンオン・ジャパンだったというのも興味深いです。いのくま3号さん、ありがとうございました!


エレファントカシマシ入門サイト good morning (http://elebox.moo21.com)