(05/5/29回答)
――今日は一問一答形式で、エレカシファンになったきっかけを根掘り葉掘り探っていこうという企画です。どうぞよろしくおねがいします。では、最初の質問はお約束ということで、お名前を教えて下さい。もちろんハンドルネームで結構です。
「千鳥と言います。 こちらこそ よろしくお願いいたします」
――最近は、やれセクハラだ個人情報保護だとうるさいので、住所、年齢、職業、性別等はあえてお伺いしません。と一応、網を張ってみます（笑）
「大阪に住んでいます。 かなりの年です。 保母をやってます。 女です」
――さっそくエレカシとの関わりを探っていこうと思うんですが、そもそもエレファントカシマシっていうバンドを初めて知ったのは、いつ、どういう形でだったんですか？
「7年前、TVを背にして 洗い物をしていた時、流れてきた 歌声に 反応して 振りかえったのが きっかけです。 洗い物の手をとめて TVの前に 座りこみ じっと 歌を聴きました。 歌は 「はじまりは今」 でした」
――当時の印象って覚えてます？
「見た目、ぱっとせんバンドやなあ、 （今 思うと しんじられない・・・） なんか TV慣れしてへんから 新人やろな、と 思いました。 でも こういうバンドの方が 自分に合ってるだろう、とも 思いました」
――なるほど。で、その時は何かしました？
「次の日に すぐ CDを 借りに行きました。 でも タイトルを 思い違いしていたので なかなか 見つからず 半泣きに なりました。 だけど それにも かかわらず、なぜか 30分後、無事に レンタルすることが 出来ました。 なぜ 見つけることが出来たのかは 未だに 自分でも わかりません」
――それでは、初めてリアルタイムで買ったアルバムって何ですか？
「『愛と夢』 です」
――そのアルバムが出た頃がエレカシファンとしての始まりと思っていいんですかね？
「いえ、それよりは 3、4ヶ月前から ファンという立場だったと思います」
――そのアルバムが、アルバムとして初めて聴いたエレカシだったんですか？それともそれより前に何か昔のアルバムを聴きました？
「レンタルで 『エピックベスト』 を 聴きました。 なにを 聴いたらいいのか わからなかったので ベストなら まちがいないだろう、と 思って 借りました」
――その初めて体験したエレカシのアルバムはどうでした？通して聴いた時の感想、覚えてます？
「自分のイメージしてた エレファントカシマシではなかったので びっくりしました。 間違えて 借りてきたのか、と 思いました。 そんな話しを 昔からの音楽友だちにすると 「ああ、エレカシは 最近 路線変更したらしいで。」 と 教えてくれました。 その時は 路線変更してくれて よかった、と 今では 全く 考えもできないことを 思いました」
――シングルの場合は買わない人もいると思うんで、エレカシファン歴の参考にはならないかもしれませんが、せっかくなのでお聞きします。初めてリアルタイムで買ったシングルって何ですか？
「「ガストロンジャー」 です」
――それでは、いよいよ核心に迫る質問なんですが、エレカシファンとして今に至るスタート地点ってどこだったんですか？エレカシのことが最初に気になりだしたきっかけを教えて下さい。
「シングルや アルバムを レンタルして 聴き、これは わたしの聴くべきバンドだ、と 思いました。 その頃 はやっていた ロックバンドボーカルのような 二重母音的発音でない、伸びやかな発音と 発声に 妙に 郷愁を感じました」
――さっきの質問とセットなんですが、そのスタート地点を経て、自分の中でエレカシファンになった決定的な出来事というか「この瞬間にこのバンドにハマったんです！」みたいな分岐点ってありました？
「99年 ｚｅｐｐ osaka のライブです。 「奴隷天国」 を歌う 宮本さんの 完全に いった目を 間近かで 見た瞬間、 世界が 止まりました。 残りの人生を このバンドに 捧げよう、と思いました」
――今までエレファントカシマシを聴いてきた中で、一番衝撃的だった曲って何ですか？
「「ガストロンジャー」 です。 それまで 宮本さんの歌声や メロディ、アナログな雰囲気が すきだったので この曲のスポットを 初めて 聴いた時は なんだか 裏切られたような気がして 少なからず とまどいました。 そして、 「こんなん 売れるわけない、でも 移籍一曲目が 売れへんかったら 大変やろな、ここは ひとつ わたしが 買うたらなあかんわな。」 という ボランティア精神で 購入しました。 ところが 家に帰って 聴いてみて そのかっこよさに もう ぶったまげ！！ 身動きできず 硬直した状態で 聴き入りました。 もう 暇さえあれば CDをかけて 1日に何度となく 硬直していました。 ほんと かっこよかったです」
――初めて行ったエレカシライブはいつでした？生で体験したエレファントカシマシはどうでしたか？
「98年12月24日の 大阪厚生年金会館のライブです。 まだ アイドルチックな頃で 高校生の女の子が 「かわい〜！」 なんて 言ってました。実は わたしも やんちゃ坊主みたいで かわいいなあ、と 思いました。 今まで よく わからなかった、エピックの頃の歌が すごく よくて はまっていく予感が しました」
――エレカシ熱が下がった時期ってありますか？エレカシ熱が再び上昇したきっかけがなどあればそれも教えて下さい。
「断言します。 ありません」
――なかなか難しい質問かもしれませんが、お約束なので。好きなアルバムをエピック時代からと、それ以降から1枚ずつ選んでもらえますか？
――もっと難しい質問かもしれませんが、好きな曲をいくつか教えて下さい。これはどうぞ気が済むまで挙げて下さい（笑）
「「待つ男」 です。 あとは ほんと キリがないので これだけにしておきます」
――ところで、エレファントカシマシを好きになる以前にハマったバンドや歌手っていました？
「高石ともやとザ・ナターシャー・セブン というバンドです」
――なにぶん不慣れなもので、質問の仕方がまずくて掘り下げが浅かったり、つじつまがあわなかったりした部分もあったと思うんですが、何か補足することはありますか？
「おもしろかったです〜」
――最後にひとこと。エレカシの歌詞でお気に入りのフレーズをひとつ。
「『更に大きなぶざまを掲げていけ』」（「何度でも立ち上がれ」）
――これからもお互いディープなファンを目指してがんばっていきましょう（笑）。今日はありがとうございました。
「ディープなファン。 いい言葉ですね。 精一杯 がんばります！こちらこそ ありがとうございました」
エレカシ熱が下がることはありえません、と力強く宣言して下さいました。テレビで流れていた見ず知らずのバンドの歌に思わず振り返った時に、すでに運命は決まっていたんでしょうね。千鳥さん、ありがとうございました！