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まさとエレカシとの出会いをたどる

(05/5/26回答)

――今日は一問一答形式で、エレカシファンになったきっかけを根掘り葉掘り探っていこうという企画です。どうぞよろしくおねがいします。では、最初の質問はお約束ということで、お名前を教えて下さい。もちろんハンドルネームで結構です。

「他人とカブらない限り、まさです」

――最近は、やれセクハラだ個人情報保護だとうるさいので、住所、年齢、職業、性別等はあえてお伺いしません。と一応、網を張ってみます(笑)

「ハァそうですか、と答えるしかないですね(笑)。まあ、もともと年齢は全然気にしない人だったんですけど、精神年齢と実年齢の差が年々広がってきてですね、最近は年を言うのがすごい恥ずかしいんですよ。えー・・・万博年生まれです。宝塚在住、職は不本意ながら転々と・・・まあいいじゃないですか」

――さっそくエレカシとの関わりを探っていこうと思うんですが、そもそもエレファントカシマシっていうバンドを初めて知ったのは、いつ、どういう形でだったんですか?

「初めては・・・いつだったかなぁ。徳光さんが司会してるランキング番組。あれ何っていうタイトルでしたっけ?あれに「今宵の月のように」がランクインしてて、「ヴォーカルの宮本さんの髪型はキタロウカットと呼ばれているんだそうです」みたいな紹介されてました(笑)」

――当時の印象って覚えてます?

「あー、また似たような曲調のヤツが出てきたのかって思いました」

――なるほど。で、その時は何かしました?

「それっきり、そのバンドのことは忘れました」

――それでは、初めてリアルタイムで買ったアルバムって何ですか?

「『愛と夢』です」

――そのアルバムが出た頃がエレカシファンとしての始まりと思っていいんですかね?

「まあ、そうですね。細かく言うと、『明日に向かって走れ』と『愛と夢』のちょうど中間あたりですね」

――そのアルバムが、アルバムとして初めて聴いたエレカシだったんですか?それともそれより前に何か昔のアルバムを聴きました?

「嫁さんがレンタルしてきた『エレファントカシマシ ベスト』がいっちばん最初です」

――その初めて体験したエレカシのアルバムはどうでした?通して聴いた時の感想、覚えてます?

「2人で笑い転げました(笑)。だってロックだと思って聞いてんのにわたく〜しは〜珍奇男〜≠ナすよ!」

――シングルの場合は買わない人もいると思うんで、エレカシファン歴の参考にはならないかもしれませんが、せっかくなのでお聞きします。初めてリアルタイムで買ったシングルって何ですか?

「「ヒトコイシクテ、アイヲモトメテ」です」

――それでは、いよいよ核心に迫る質問なんですが、エレカシファンとして今に至るスタート地点ってどこだったんですか?エレカシのことが最初に気になりだしたきっかけを教えて下さい。

「これ、話すと長いですよ?嫁さんがある日突然「最近、エレファントカシマシってバンド、気になるなぁ」って言い出したんですよ。僕はエレファントカシマシなんて全然興味なかったし、どうでもよかったんですけど、そこはほら、与える人ですから(笑)、嫁さんのためにインタビュー記事が載ってる雑誌なんかをせっせと探し始めたんですよ。で、色々読むうちに、エピック時代の話が断片的にわかってくるじゃないですか。おや?さわやかバンドだと思ってたのに、何か一癖ありそうだぞって思って、試しにCDをいくつかレンタルしてきて、何じゃこりゃあ!と(笑)」

――さっきの質問とセットなんですが、そのスタート地点を経て、自分の中でエレカシファンになった決定的な出来事というか「この瞬間にこのバンドにハマったんです!」みたいな分岐点ってありました?

「雑誌だと『BREaTH』の巻頭インタビュー。デビュー以来の一本筋が通った宮本の考え方に、すごい意志の強さを感じて好きになりましたね。で、決定的だったのが『生活』を買ってきて「男は行く」を聞いた瞬間!これはショックでした。カッコよすぎて。僕はもともとクラシック畑の人間だから他のロックを知らないというのもあるんだろうけど、とにかくこんなロック聞いたことなかったですよ。それと、あの声のパワー。とにかくすごいと。絶対こいつらについていこうって思いました」

――今までエレファントカシマシを聴いてきた中で、一番衝撃的だった曲って何ですか?

「「男は行く」もそうだけど、一番は「ガストロンジャー」です!発売前にライブで初披露された時に、インターネットで「何だかわかんないけどすごい曲だ」「聖書がどうとか言ってた」「ラップみたいにただしゃべってるだけ」「でもすげーカッコイイ!」みたいな興奮した書き込みがいっぱいあって、うおーすげー聞きてーってなって、そのうち試聴できるようになったんだけど、それが最初のサビの部分だけで「あれ?意外と普通じゃん」みたいでちょっと肩透かしくらって。で誰かが歌詞をBBSに上げてくれて「何だよ、この文量!これどうやって歌に乗っけるんだよ」ってまた興奮状態になって。でですね、発売直前に大阪のFM802が初オンエアしてくれたんですよ。夜10時からの番組の初っ端で「問題のニューソング」って紹介されて・・・そりゃもう。血が沸くっていうのはこういうことを言うんですかね?オリに閉じ込められたクマみたいに、意味もなくグルグルグルグル部屋を回りながら何度も何度もリピートして聞きました。その日寝るまでノンストップで。大音量で。もうじっとしてられないんですよ、許容量以上に一気に充電されちゃったから(笑)。あれほど興奮したことはなかったです。おかげでアルバムを買った時はもうガストロンジャーは聞きすぎてたんで、いつもガストロンジャーは飛ばしてました(笑)」

――初めて行ったエレカシライブはいつでした?生で体験したエレファントカシマシはどうでしたか?

「愛と夢の時のツアーの大阪ライブでした。2階から彼らを小さく眺めながら「もっとお近付きになりたい」って思ったな(笑)。でもこの日はぶっちゃけ演奏がサイアクだった。ギターはメタメタだし、テンポはだんだん落ちてくるしノりきれない。日本で一番ヘタくそなバンドだって確信しました(笑)」

――エレカシ熱が下がった時期ってありますか?エレカシ熱が再び上昇したきっかけがなどあればそれも教えて下さい。

「アルバムを毎日とっかえひっかえ聞くような生活はもう過ぎたけど、もう生活の一部になってるから。「ご飯を食べる熱が下がった時期がありますか」っていう質問されてるのと同じこと、ぐらい。意味わかります?(笑)」

――なかなか難しい質問かもしれませんが、お約束なので。好きなアルバムをエピック時代からと、それ以降から1枚ずつ選んでもらえますか?

「エピックは『生活』。それ以降は・・・アルバムだったら『』かな」

――もっと難しい質問かもしれませんが、好きな曲をいくつか教えて下さい。これはどうぞ気が済むまで挙げて下さい(笑)

「気が済むまで挙げられるんだったら、簡単じゃないですか?(笑)。いきますよー・・・「恋人よ」「偶成」「男は行く」「東京の空」「ラスト・ゲーム」「ハロー New York!」「面影」「」「愛の日々」「クレッシェンド・デミネンド」・・・は?もういい?まだまだあるんですが。そうですか(笑)」

――ところで、エレファントカシマシを好きになる以前にハマったバンドや歌手っていました?

「なかったですね。クラシックとかフュージョンとか歌なしのものを聴いてました。小学校の時にザ・ベストテンのランキングを毎週ノートにつけたりはしてましたけど(笑)」

――なにぶん不慣れなもので、質問の仕方がまずくて掘り下げが浅かったり、つじつまがあわなかったりした部分もあったと思うんですが、何か補足することはありますか?

「勝手にベラベラしゃべってるんで、ないです」

――最後にひとこと。エレカシの歌詞でお気に入りのフレーズをひとつ。

「『一日の そう どこかにリアルなオレが存在してるだけでいい』」(「ラスト・ゲーム」)

――これからもお互いディープなファンを目指してがんばっていきましょう(笑)。今日はありがとうございました。

「失礼しましたー」


質問同様、回答が無駄に長いんで疲れたんじゃないでしょうか(僕は疲れました)。こんなヤツですが、これからもどうぞよろしくお願いします。これからも進化し続けるエレカシに振り落とされないように、しがみついて行きましょう!


エレファントカシマシ入門サイト good morning (http://elebox.moo21.com)